どのような服装で行けばよいですか。
当院は着替えはご用意しておりませんので、基本的にはご来院の服装のままお受けください。
 【指圧】ジーンズ、スカート、生地の厚いセーター・トレーナー、パーカー、タートルネック以外の衣類でお願いいたします。
 【鍼灸テルミー】薄手の大き目なもので伸びちじみする生地が有難いです。
(トップは半袖Tシャツなど、ボトムはハーフパンツ・膝上までめくれる長ズボンなど)
服装によってはこちらで用意した衣類にお着換えいただく場合もございます。

あん摩・マッサージ・指圧の違いとは?
「あん摩」「マッサージ」「指圧」は手技三法とも総称しますが、この違いは大きく分けると「発祥地の違い」と「徒手による力学的(器械的)刺激の与え方の違い」にあります。

【あん摩】は古く中国で生まれ朝鮮半島を経て日本に伝来、奈良時代には医事制度の中に位置づけられていました。「按(おさえること)=瀉法」、「摩(なでること)=補法」という意味で、東洋医学の基本的な理念「虚実」に対する「補瀉」として鍼灸・湯薬とともに発達した手技です。その後、江戸時代に著された『按摩手引』(藤林良伯著)が現在のあん摩の基本とされています。筋肉を対象に、遠心性(中心から末梢へ)のリズミカルな、揉捏法を主とした複合圧を与えます。

【マッサージ】は西洋発祥で古代ギリシャの医療ではその効用が重視されていたそうです。日本には明治時代に輸入されました。アラビア語「Mass=おす」、ギリシャ語「Sso=こねる」が語源とされ、ラテン語「Manus=手」とも同一語源であるとされています。
皮膚に直接、滑剤を用い、主に循環系を対象に、軽擦法、揉捏法を末梢から中心に向かって(求心性)施術します。

「指圧」とはなんですか。
「指圧」は「古法あん摩」「導引(呼吸法と体操法)」などを合わせ、「圧」を主体に体系化された日本独自の手技です。生体に現れる反応点に、原則「漸増、漸減の垂直圧の一点圧」の刺激を与えます。体表から内蔵反射を促し内蔵のはたらきを賦活・調整、緊張を解くことで脊柱のゆがみも矯正します。
 さら指圧の大きな特徴は、東洋医学全般の診察法「望診・聞診・問診・切診」のうち「切診」の技術をそのまま治療手段としているところです。「切診」とは手指で経絡やその反応・虚実を観察し、全身状態を把握する事で治療の指針となります。「指圧」を「診断即治療」と言うのはこのためで、ただ体の表面の硬いコリを揉みほぐす手技ではなく、身体の深部に届く深い圧です。

(参考書籍:『東洋医学臨床論』『あん摩マッサージ指圧理論』医道の日本社発行)

テルミーとはなんですか
正式には「イトオテルミー療法」と言います。1929年(昭和4年)医学博士 伊藤金逸先生により発明された民間療法です。
2本の筒状の器具の中に、薬草を線香にした「テルミー線」に火をつけたものを挿入し素肌にあててゆきます。もぐさ灸のように直接肌を焼くものではありません。火傷しないように手技を行います。身体に熱を入れる温熱とマッサージの効果を兼ね備えた治療法です。
※当院の鍼灸師は「イトオテルミー親友会会員」です。

美容鍼をしていただけますか
当院では全身を診てお身体を整える施術を基本としており、お顔のみなど部分的な鍼治療はしておりませんが、施術によりむくみ・冷えなども改善いたしますので、美容的な効果は期待できます。お悩みなどはできる限りご対応致しますので、遠慮なくご相談ください。

はりが恐いのですが・・・
鍼にも様々なサイズがあり、髪の毛ほどの細い鍼もございます。その方に合った刺激量を調整しながら診ていきますので、どうぞご安心ください。鍼は一か所のみで終わる場合などもあります。

どのようなペースで通ったらよいですか
多くの方が、痛みや不調を感じてからご来院されますが、その時のお身体の不調の深さ・範囲、お仕事など取り巻く環境などより、1回で改善する方もいれば、数回かかる場合もございます。ご自分で良い状態を保つためのアドバイスなどもさせていただきますが、状況によってはご自分でのメンテナンスが出来ない場合もあるかと思います。「疲れが取れない」「頭がスッキリしない」「なんとなくおかしいな」というちょっとした感覚は身体の大切なサインです。身体は常に変化していますので、日常のメンテナンスにどうぞご利用ください。

 

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